大阪ダービー ~ピッチ上の超新星~
ガンバサポ目線での投稿になります。
1 試合前
連敗中のガンバ、連勝中のセレッソという対照的なチーム状況で迎えたダービー。
ガンバが苦しければ、充実したプライベートを過ごせないというサポーターライフを過ごしてるので勝てない、無気力な負けは非常に心苦しい週末でした。
ガンバはやりたいサッカーが明確になっていない、恒さんの迷いがそのままピッチに反映しているかのような鳥栖戦だった。
サポの大半は「恒の思い通りに采配してくれ!」と思ったはず。
スタメンはガンバは3-1-4-2。
ガンバのフォーメーションは恒さんがU-23初年度に採用したシステム。
藤春不在、黒川が起用できない中で4バックだとサイドの優位性が出せないので4バックは苦しいなと思ってたので、3バック採用は納得した。
3バックの右は三浦かと思ってたので、高尾抜擢は正直驚いた。
ウイングのポジションには小野瀬、福田と攻撃的な運動量のある選手を配置。
ウイングにサイドバックの選手を置くとどうしても守備に比重がかかるので人選には納得した。
福田の抜擢は驚いたというか、恒さん思い切ったな~という印象を感じた。
U-23でのパフォーマンスを見れば、トップで起用されるのは時間の問題かと思ってたがダービーでスタメンは驚いた。
福田のメンタル、ガンバに対する熱い想いを考えるとこのタイミングで起用されるべきの存在だった。
2 10番の意地
ダービーでの勝利は格別だ。
ゴールを決めたのがガンバの下部組織出身でセレッソにも在籍経験のある倉田秋だったのもサポーターとしては嬉しかった。
「秋はこんなもんじゃない」と思ってるサポ、「俺はこんなもんじゃない」という秋の気持ち両方乗り移ったかのようなゴールシーンだった。
ゴールの起点となった高尾、アシストした高江も勿論素晴らしかった。
チームとして連動した形でのゴールはほんとに見事だった。
チームで連動してゴールを決めるサッカーの醍醐味が詰まったゴールだ。
3 所感
勝った瞬間隣のおっちゃんとお互い感極まりながら握手した。
選手ではないけど、ガンバサポとしてはこの勝利の瞬間全てが報われた気分になる。
若手の台頭、ベテランの意地、監督(恒さん)の勝負所での大胆な起用どれも人間性があって、ドラマ(ストーリー)もあるからより感情移入をしちゃって感極まった。
組織のメンバーがどれだけ同じ絵を描ける(ビジョン)かの重要さ、同じ絵を描く為の準備の過程など踏まえて楽しめるのがサッカーの魅力かと思います。
仕事もプライベートの活動も同じです。
自分を宮本監督、倉田秋(世代近い)に重ねるわけではないけど
自分自身もうまくいかず、若者との世代間、価値観のギャップを感じ、伝えたいことがなかなか伝わらないジレンマを抱えていました。
30代が近づいてきて焦りだったり、過去の体験にとらわれるとあっという間に社会に取り残されるのでは?
しがみつくのは過去の体験しかないので新しい価値を受け入れるのに抵抗がある、新しい価値の受け入れ方がわからない事に対する悩み。
人生もフットボールも変化への対応、新しい価値を受け入れる事が重要だなと感じる。
4 ピッチ上の超新星
福田湧矢という若者のパフォーマンスにアラサーは心打たれました。
去年の開幕名古屋戦以来(高卒1年目即スタメン)のJ1リーグスタメン。
去年の春先以降はJ1でのメンバー入りはほぼない、U-23でもベンチスタートになることもあり少し心配していたが、J1への舞台に再び返り咲いたことにも評価したい。
(これは食野亮太郎にも言えるが。)
言語化できないが福田がピッチにいると何かやってくれそうな予感を去年のアウェー鹿島戦、サポーターを惹き付ける魅力をJ3ホーム秋田戦で感じた何かをいつかトップチームの主力として証明してほしい。
最後に
監督が描く設計図を完成させれるメンバー18人をダービーと同じく今後もキャスティングしてほしい。
次の札幌戦でのパフォーマンスはとても重要。
去年のアウェー湘南戦の過ちは繰り返さないように。
今回は若手の活躍が目立ったが、中堅・ベテランも若手をベンチ外に追いやるくらいの選手としてのアップデートに期待したい。