地元を救うことができるか
湘南ベルマーレに期待のルーキーが加入するとニュースがありました。現在鹿屋体育大の2年生の根本凌(上田西高)選手です。
(写真:湘南ベルマーレ)
上田西高時代はエースストライカー
(写真:ゲキサカ)
その甘いマスクで記憶に残っている人もいるかもしれませんが、やはり根本選手と言えば上田西高時代の活躍が印象に残ります。2017年度の全国高校選手権では上田西をベスト4に導いた一人といっても過言ではないでしょう。特に3回戦での帝京大可児高戦では味方のクロスに絶妙なタイミングで飛び出しヘディングシュートを決めた1点目。自らドリブルで切り込みシュートを決めた2点目。とストライカーとしての嗅覚、動きが身についてきているなという印象がありました。
現在は鹿屋体育大2年生で奮闘中
(写真:ゲキサカ)
また上田西高を卒業後は鹿屋体育大に進学。ここでも根本選手の活躍が目に光りました。それは2019年に行われた天皇杯2回戦名古屋グランパスエイト戦でした。途中出場ながら交代早々に左サイドからの強力なシュートが名古屋グランパスのゴールネットを揺らす。これも『今ならいける』と思ったときには自然に体が動き、その自然体のスタイルがもたらせた結果である。試合は当時もニュースになりましたが0-3で鹿屋体育大が勝利を収めるジャイアントキリングを起こしました。3回戦の大分トリニータ戦でも延長戦にまで持ち込む接戦となり惜しくも敗戦しましたがJリーグ相手に申し分ない戦いを見せてくれました。
そんな根本選手ですが、地元は神奈川県茅ヶ崎市でベルマーレのジュニアチームにも所属していました。しかしながらユースには不合格となります。そこで声を掛けられたのが上田西高でした。地元選手が大半を占める中で外から入るのも勇気と覚悟がいることではあるが、その判断は間違っていなかった。上田西高で育まれたストライカーとしての素質が鹿屋体育大の2年生ながら早くもプロ入団を勝ち取ったのだから。2020,2021年度は特別指定選手としての扱いで、2022年度から加入が決まっています。
『プロサッカー選手になることを生まれ育った街にあるクラブでスタートできることを大変嬉しく思う』
地元に帰ってきた期待のルーキーにこれからも注目していきたい。
ハイ