求められる要素
ダート中距離で坂があるのでパワー型、スタミナ力が問われる。
坂のある1800mでの好走実績、欧州型の血を持つ馬に注目。
クリソベリル
昨年の勝ち馬且つ現役最強ダート馬。地方交流重賞のGⅠ帝王賞、JBCクラシックを制覇と充実している。血統的にも父は日本型ダード最強種牡馬のゴールドアリュール、母父は凱旋門賞2着と欧州の舞台でも結果を残したエルコンドルパサーと日本のダートでは無双できる黄金血統。欧州の芝でどれくらい走れるか見てみたいが。
マイナス材料が特に見当たらない。恐らくこの馬が勝つであろう。もし負けるとしたら、米国血統の要素が問われる湿った馬場でカフェファラオが台頭した時、新興勢力のクリンチャーがクリソベリルより中京ダート1800mに適性があった場合のみかと思う。
カフェファラオ
父は米国3冠馬のアメリカンファラオ。米国では超良血馬になる。ただこのレースが行われるのは、日本なので適性が違ってくる。
求められる能力と逆の馬なので危険な人気馬だと個人的には思う。
外枠で揉まれず気分良く走ると怖いが、内枠になると消したい馬の1頭。
外枠ならルメールマジックが炸裂する可能性もないとは言えないが。。
良馬場なら適性向かないが、湿った馬場、馬場コンディションが稍重とかになればパフォーマンス向上の可能性があり。
枠と当日の馬場状態で評価が変わる。
チューワウィザード
キングカメハメハ産駒でダート1800mは合うが、母父デュランダル、母系が米国型ミスプロ系で少しパワーが足りない。馬柱の通り、地方の平坦なコースでこそパフォーマンスを発揮するので、このレースで求められる要素と少しずれているので、できれば消したい1頭。
モズアスコット
父フランケル(欧州系)、母父ストームキャット(米国系)欧米のノーザンダンサーのクロスを持つ馬。
フランケル産駒(モズアスコット、ソウルスターリング)の特徴として好調な時期は手につけれないほど強いが、スランプに入ると長い。燃え尽きてしまうという表現が正しいかもしれない。
当馬も2018年安田記念を制するまでは、条件戦から連勝街道を歩み、重賞で連対するなどハイパフォーマンスを発揮し、一気に安田記念を制覇した。
しかし、安田記念後は燃え尽きたのかGⅠでは凡走、スワンSで2着に入るのがやっとだったが、今年ダート路線に転向するとダート初戦の根岸Sを圧勝、その勢いのままGⅠフェブラリーSも制覇。
その後は凡走と好走を交互に繰り返している。少し燃え尽きた印象を感じる。フレッシュな条件だと馬にやる気が出て走るが、慣れてくると凡走する傾向がある。一度栄冠を手にすると飽きてしまうのかもしれない。
今回は初の中京ダート1800m、急坂のダートコースは初めてなのでフレッシュな舞台で思わぬパフォーマンスを発揮する可能性がないとは、言い切れないのがこの馬の怖い所。深追いするか見切るか非常に難しい。
以上、有力馬4頭のチェックを行いました。
明日以降は有力馬+オススメ馬を紹介していけたらと思います。
ヤス