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来年が正念場!〜生田目翼〜

自信を持ってマウンドへ

今季もプロ野球は終盤戦に突入し、セ・リーグパ・リーグともに優勝争い真っ只中ですね。プロ野球ファンとしては例年以上に楽しめてるのではないでしょうか。

優勝争いももちろん注目しているのですが、早くも2022年を見据えて戦力を整えていくことも必要です。

今回注目するのは北海道日本ハムファイターズ生田目翼投手です。

 

生田目翼(なばため つばさ)

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写真:@札ド、鎌スタ、時々PNCパーク

 

プロフィール

1995年2月19日(26歳)

176cm 89kg 右投右打

2018年ドラフト3位

 

水戸工業高では1年秋から4番遊撃手、2年秋からエースとしてマウンドに立ち続けるも茨城県ベスト8が最高記録であり甲子園出場は果たせませんでした。

流通経済大では1年春から救援投手としてベンチ入り、2年春からエースとなりチームを引っ張るも3年秋に肘を痛め、4年春は肩を痛め出場できませんでしたが、秋に完全復活を果たしマウンドに立ち続けました。

大学通算33試合17勝8敗投球回227.1被安打139奪三振162四死球116自責点51防御率 2.02の成績。

 

ドラフト上位指名候補として大きく期待されていましたが、結果は指名漏れ。その時は関係者やマスコミ、多くのファンは驚いたことでしょう。

 

指名漏れの理由として考えられるのは、①ケガの影響②プロで勝負できないのでは、この2つが挙げられました。

①に関しては上記でも説明しましたが、3年秋と4年春で肘、肩にケガをしており秋には復活のピッチングを披露するも将来を考えると各球団としても不安があったのではないでしょうか。

また②に関しては3年頃より公務員志望の発言もありプロとしてやっていく姿勢が低かった点も挙げられました。

まさかの指名漏れから社会人として日本通運に入社。ここでも野球は続け、元北海道日本ハムファイターズ武田久投手兼コーチから指導を受け、ここで大きく投球の幅が広がりました。

1年目は抑えとして、2年目は先発としてマウンドに立ち続け、ストレートは最速155㌔を計測するなど社会人としても再び評価をされていました。

そして指名漏れから2年後2018年ドラフト会議にて北海道日本ハムファイターズよりドラフト3位指名を受け、ついにプロ野球選手となりました。

 

プロになってからは、1年目の6月に1軍で先発のマウンドに立つも2回4失点でプロの洗礼を受け、この年は4試合0勝4敗防御力7.88と不完全燃焼のシーズンとなりました。

2年目も3試合0勝1敗防御力7.50と即戦力右腕として期待された活躍を見せれていない状況が続いていました。

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写真:1st room

 

そして2021年の今年、まだシーズンは終わっていませんがここまで生田目が1軍のマウンドに立ってはいません。プロの世界が甘くないことを痛感していることでしょう。しかしいつまでも2軍でくすぶっている訳ではありません。

生田目はコントロールに課題があり、四球を与えることが多くそこから崩れる自滅パターンとなる場面がよくありましたが、フォームを修正しリリースポイントがブレなくなりコントロールもよくなってきました。これにより生田目の武器であるストレートも活かせ、緩急をつけた変化球も効果的に混ぜることで奪三振も増えました。

今シーズンの2軍では19試合(15先発)4勝6敗防御力2.30の成績を残しイースタン・リーグ防御率1位の最優秀防御率のタイトルを獲得しています。f:id:high_revolution:20211014223040j:image

写真:スポーツ報知

 

防御率が1位であるからといって1軍で活躍できるわけではないことは本人もわかっていると思います。

今シーズンの北海道日本ハムファイターズは現在6位と不本意な成績であり、投手を見ても上沢(11勝6敗)と伊藤(9勝9敗)が先発ローテでは合格ラインであり、圧倒的な先発投手不足が否めません。

先日のドラフト会議では高校生で評価の高かった(天理高)、畔柳(中京大中京高)、松浦(大阪桐蔭高)を指名し、大学生で長谷川(金沢学院大)、北川(京都産業大)を指名しましたが即戦力としては物足りないことを考えると、生田目には1軍で活躍してもらわないとチームとしても困るところでしょう。

 

今シーズン獲得したファームでの最優秀防御率のタイトルを自信に変えて2022年は1軍のマウンドに立ち、生田目本来の力強い投球を見せつけチームに貢献する姿を楽しみにしたい。

 

 

ハイ