みなさんおはようございます
今回はサッカーの記事となります。
少々長くなりますがお付き合いいただけると幸いです。
この時期になるとサッカー、いやJリーグと言った方がいいでしょうか。優勝争いと残留争いという言葉を耳にするようなになります。優勝争いであればワクワクする話なのですが、今回は残念ながら残留争いの方。
私ハイは関西から上京し関東は神奈川に住み始めて9年目になるのですが、神奈川といえばJリーグチームが多く、J1には横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、横浜FC、湘南ベルマーレの4チーム。J2にはSC相模原の1チーム。J3にはY.S.C.C.横浜と合計6チームが加盟するまさに日本一Jリーグにアツい県だとも言えます。
写真:あすらぁ さん
そんな私も一サッカーファンとしてJリーグ自体が好きで、全体をどのチームもよく見るようにしているのですが、その中でも特に目を掛けているチームがあります。それは湘南ベルマーレです。今住んでいる場所がホームタウンということもあり馴染みが湧いたのも理由の一つなのですが。
ここで湘南ベルマーレの歴史について長々と書くことはしませんが、湘南ベルマーレはここ数年毎年のように残留争いを繰り広げるチームの一つとなっています。今年もその仲間入りをしてしまっているのは非常に残念なことではありますが、まだ諦めるのは早く十二分に残留の可能性はあります。今の現状を理解しつつ、これからどうしていくのがいいのか私なりに書いていきたいと思います。
写真:湘南ベルマーレ
監督
8月末で浮島敏監督が退任し9月からは山口智コーチが監督に就任しました。就任後の成績を見ると3敗1分(10月15日時点)と未だに勝利には届いていません。山口監督は今年から湘南ベルマーレの守備での改革を期待されコーチに就任し、この夏まで戦ってきました。
開幕序盤こそチームがまだ固まらず大量失点を許す試合も多かったのですが、6戦目以降は安定した守備を発揮し、守備力のあるチームを作れたとも言え、山口コーチのおかげだと思っていました。
守れても得点を決めることができない以上勝つことができないのは当然であり、攻撃陣のテコ入れが必要があるなどいろいろ考えていた矢先、
監督交代が発表されて何事だ、と思いました。
2019年10月からの約2年、チームをやっと形にできはじめた浮島監督の監督交代は果たして今このタイミングが正解だったのでしょうか。何か変えないとこのままではいけないと考えるチームフロントの気持ちもわかるが今ではなかった気がします。いくらコーチをしていたといえ、山口監督のスタイルに馴染むのにはそれなりの時間がかかるのはわかるはずなのですが。
しかしこれは何を言っても変えることができない事実なので、今年は必ず残留し今からチームを作り上げることで来年はフルスロットルで勝利を重ねていければと思います。
写真:Yahoo!ニュース
GK
GKはいうまでもなく谷晃生で1年通してやっていけそうです。去年からレギュラーの座を掴み、今年の夏には東京オリンピックの正GKの座も勝ち取り多くのピンチを救ってきました。
さらにはA代表にも選出されるなど、まさに日本を代表するGKの一人になったことは間違いないでしょう。
写真:タウンニュース
しかし谷晃生は残念ながらガンバ大阪からのレンタル選手であることから、来年は湘南ベルマーレにいないと思っています。ガンバ大阪には東口順昭が正GKにいますが、今の谷晃生の活躍からするとガンバ大阪はチームに戻すと考えられます。
湘南ベルマーレの第2GKとしては富居大樹がいますが年齢が32歳であり、体力が衰え始めることを考えると少し不安があります。27歳の堀田大暉と24歳の立川小太郎もいますが共にJ1での出場はなく経験不足が不安要素としてあります。
このことから谷晃生が移籍することも視野に入れながら、実績のあるGKの獲得が急務なのではないでしょうか。
DF
今年出場した主な選手は、石原広教、館幸希、大野和成、大岩一貴、杉岡大暉。
基本フォーメーションは3-5-2であることからこの内の3人を選ぶとなるとどれが一番いい形なのでしょうか。
今年一番安定した試合をできていたのは左から大野一成、石原広教、館幸希の布陣が当てはまると思いますが、8月から鹿島アントラーズから杉岡大暉がレンタル移籍してきたこともあり、最近では左から杉岡大暉、石原広教、大岩一貴の布陣をよく採用しています。
そんな中で私が選ぶのは、左から杉岡大暉、大岩一貴、石原広教を選びます。杉岡大暉は前線への攻撃参加も積極的であり攻撃の厚みを増すのに無くてはならない存在で、大岩一貴は32歳とベテランの域に達するなかで、まだまだ運動量があり182cmの身長と体格を活かしたディフェンスはもちろんのことセットプレーでの攻撃時には期待を持てます。石原広教は身長169cmとセンターバックを担うには上背が足りないが、それをカバーするように相手負けしないフィジカルとトップスピードがあるためセンターバックよりはサイドに回したほうがいいのかと思いました。
来年を考えると杉岡大暉が鹿島アントラーズに戻るかどうかはわからないが、戻った時のことを考えると次候補は見つけておいた方がいいと思います。ベテランの山本脩斗もいるが来年で37歳になることを考えると精神的な面での役割はあるにしても、あまりプレーでは期待を持ちすぎることはできないかとも思います。
写真:Number
MF
今年出場した主な選手は、田中聡、高橋諒、畑大雅、岡本拓也、山田直輝、名古新太郎、茨田陽生といったところか。途中出場として三幸秀稔、古林将太、池田昌生が出ています。
まずはボランチから見ると田中聡が安定して出場しており、積極的な攻撃参加もできることから概ね満足はしているがボランチである以上守備においても大事なポジションですが、田中聡は少し守備に不安が残るかなと感じています。前半戦ではやっていたのだが左サイドでプレーさせた方が田中聡はノビノビやっている気もするが、左サイドには杉岡大暉もいれば畑大雅も入れることから役者は揃っているのでボランチに入れるのが落ち着くのかなと思います。
写真:GOAL
次に左ウイングバックですが高橋諒もしくは畑大雅がプレーする。どちらも攻撃参加に積極的で果敢に攻め上がり、クロスの精度も悪くない。畑大雅も若い力を発揮し縦横無尽に走れるスピードとスタミナ、そして相手に競り負けないフィジカルも付いてきました。しかし左サイドに杉岡大暉が戻ってきたことにより、プレーが重なることが度々ありうまくどちらをも活かしきれてない印象がある。これから試合を重ねていく中で連携は深まっていくとは思うが、残留に向けてはより一層の集中力をもってプレーしてもらいたい。どちらが先発でも控えにどちらかが残っていると考えるとここに不安はあまりないところです。
写真:サッカーマガジンweb
次に右ウイングバックですが、主に岡本拓也が先発し、古林将太や畑大雅が途中出場するケースが多い。岡本拓也はクロスを上げることはもちろん、自らシュートを打つなど攻撃意識が高い選手であるが、守備意識は少し物足りない気もします。もう少し他をカバーする動きができればチームとしても締まりが出てくるとも思うが、現状右ウイングバックは岡本で異議なし。アクセントを変えるためにも途中出場の古林将太も大きな存在です。お互いクロスも上げるしシュートも狙うなどはできるが、そこで終わってはほしくない。もう一つ何か武器を持つことができればチームにとっても個人にとっても非常に大きな働きをもたらしてくれると思います。
写真:サッカーダイジェストweb
次にトップ下ですが、主に山田直輝、茨田陽生、名古新太郎が出場。途中出場としては池田昌生が出ることも。山田直輝、茨田陽生がコンビを組むことが多いがともにベテランの域に入り始め全盛期の動きと比べると陰りが出始めています。足元にボールが収まらなかったり、全盛期なら追いついていたボールにも届かなかったりなどやはり体力の低下がプレーにも表れ始めています。そこで名古新太郎がフレッシュな風をチームにもたらし、結果にも現れていたのだが、最近は出場する機会もなく影を潜めている(ケガという噂も)。さらには鹿島アントラーズのレンタル選手ということもありもちろん残ってくれることを期待したいですがこればかりはわかりません。また同じく若い力として池田昌生も積極的な攻撃参加、前線からの守備など攻守において活躍を見せており、キックオフから試合終了まで通しでプレーさせれば面白い気もする。来年のことを考えると攻撃の厚みを増すためにもトップ下の補強は必要です。
写真:exciteニュース
FW
最後にFWですが、主に町野修斗、大橋祐紀、ウェリントン、タリクが出場しています。正直なところ正レギュラーと言える選手はいないと思っています。それぞれに持ち味があり、それぞれに課題がある中で、レギュラーにはウェリントンと町野修斗を推したいです。
ウェリントンはチームの得点頭であり、なんと言ってもあのヘディングシュートは敵に驚異を与える威力があります。ウェリントンも33歳とベテランの一人で以前と比べて体力の低下やパフォーマンスの低下は目に見えています。短時間での一発勝負に出るときに途中から出場させるのもわかるが、チャンスが生まれないことも考えると試合開始から出しておいたほうがまだチャンスはあると考える。フル出場できれば何も言うことはないが体力低下が少し不安があります。また今年で言えば新型コロナウイルスの影響もあり、来日が遅れチームに合流するのな遅れたのも痛手ででした。これが何事もなく開幕に間に合っていれば今の順位、状況には少なからずなっていなかったと思うところです。
写真:TOMORUBA
ウェリントンの相手には町野修斗を選びました。22歳と若くフレッシュで成長著しい町野修斗は、身長もウェリントンと同じく188cmあり長身を活かした攻撃が可能であり、大きな体を活かしたポストプレーも可能です。湘南ベルマーレに来て1年目ということもあり湘南スタイルに馴染む1年だったと思います。この経験を活かして来年は湘南スタイルを思う存分発揮するストライカーとしての活躍を期待したいです。
写真:サッカーマガジンweb
他にもタリクや大橋祐紀は泥臭いプレーをしており、ゴールへの執着心は感じるし泥臭いからこそ生まれたゴールもありますが、その思いが強すぎて空回りしている部分がありました。FWとしては当然持つべき心なのですが、一つ落ち着いて周りを見渡しプレーの選択をしてほしいところです。
サブ
サブには主に、富居大樹、大野和成、古林将太、三幸秀稔、池田昌生、ウェリントン・ジュニオール、石原直樹がよく名を連ね、メンバーを見る限りでは物足りなさを感じます。
勝負の切り札となるような突出した能力というにはまだまだかなという印象があります。特に負け越している場面で得点を求められる場面ではFWとしてウェリントン・ジュニオール、石原直樹をチョイスすることもあるが、ウェリントン・ジュニオールも新型コロナウイルスの影響でチームへの合流が遅れたことが響いており、まだチームにはフィットしていないように見受けられ、石原直樹は昨年はチームの得点源として活躍をしていたが、今年はキックオフから試合に出場する機会が少なく、あまり試合にも出れていません。さらには37歳という年齢もあり、自分が思うように体が動かせなくなってきていると思います。
他にも理由はありますがサブにいるあいつが出てくるとコワイと相手に思わせれるような選手が1人や2人いてほしいところです。
来年は選手層を厚くできるような補強が必要に感じます。
今回は紹介していない選手もベテランから若手までまだたくさんいますがどの選手ももちろんチームのため、サポーターのために戦っていることは間違いありません。
全員でプレーする湘南スタイルを今一度輝かせてほしいと思います。
残り7試合全力で戦う姿を見せてほしいです。
写真:湘南ベルマーレ
ハイ