久々のサッカー記事になります。
ガンバは鳥栖、マリノスに勝利し残留争いからは抜け出し、残留争いの渦中にいるハイ応援する湘南戦を高みの見物をする余裕がでてきたw
正直、鳥栖とマリノスで最低勝ち点1、最高で勝ち点4取れればOKという計算でいたので2試合で勝ち点6取れるのは大満足です。
木山コーチ就任
ガンバ復調の立役者は木山コーチだと思う。
木山コーチが就任したのが9月末で本格的にチーム練習に合流したのは、札幌戦の前。
札幌戦は就任間もないので、戦術の落とし込みできなかったのは当然なのであの大敗はノーカウント。
そこから2週間後の浦和戦からガンバの戦術が変わったように思える。
浦和戦の白井、佐藤スタメン抜擢は木山さんの色かなと思う。
白井はショルツ対策でスピードがあり裏抜けを期待しての抜擢、佐藤を右CBでスタメンも木山さん入閣前はなかった。
木山さん入閣前は、右CB菅沼、左CB佐藤が多かった。
鳥栖戦から明らかにチームの戦い方がよくなった。11人が攻撃、守備で共通の認識を持って戦えるようになった。
象徴的なのは宇佐美のゴールシーンでのカウンター。
今までのガンバにない鮮やかなカウンターアタックで得点。
これは間違いなく木山コーチが落とし込んだと思われる。
マリノス戦は守備に徹して相手にボールを持たして、一瞬のスキをついて得点という形だった。
CBの脇をついて得点は今年あまりなかったので、このピンポイトクロスでの得点も練習で落とし込んだのと、スカウティングの結果だと思う。
ポジショニングについてもかなり整理されてるので、この辺りも木山コーチが就任した効果かなと思う。
選手のコンディションが上がって頭の整理がしやすくなったのもあると思うが。
スタメン
大分は前節からシャドーを野村→町田、1トップを伊佐→呉屋に変更。
ガンバは右SBを柳澤→高尾に変更。
藤春が前節マリノス戦で負傷交代したので、黒川がスタメンだと思ってたので藤春がスタメンなのに驚いた。
昌子が怪我から復帰しベンチ入り、約2か月ぶりのメンバー入りとなった。
大分がボール保持する展開でガンバは前節同様に守備のブロックを整え、引いて守る戦い方で大分相手に得点を取られるとしたら呉屋のワンタッチゴールかなと思っていたが、藤春のオウンゴールで大分が先制。
その後、山本のクロスからパトリックがワンタッチで合わせ同点に追いつくも、前半39分に大分下田のシュートに呉屋が胸で合わせ勝ち越し。
この呉屋のゴールはお見事だった。
このゴールはチームとしてデザインした形なのか、即興で呉屋が合わせたのか凄く気になる所。
前半は2-1大分のリードで終了。
ガンバ3バックに変更。
後半になり高尾に変えて昌子を投入し3バックにシステムを変更。
大分と同じ、3-4-2-1に変更。このシステム変更が当たり、後半はガンバペースに。
昌子を中心とした3バックのDF陣が相手の前線に主導権を握らせない展開に、尚且つ
ウイングバックが高い位置で主導権を握ることで、攻撃のイニシアティブを握ることができた。
システム変更すぐの後半8分にパトリックのゴールで再び同点に追いついたのは大きかった。
役割を理解している途中出場組
後半開始と同時に投入された昌子を始め、途中出場した選手の活躍が勝利を手繰り寄せた。
後半20分に倉田に変わりシャドーに入った山見。この時点で同点だったので、持ち前のスピード、攻撃力で相手の守備を翻弄するタスクを担った。
与えられたタスクを理解し、チームの攻撃にスピードアップをもたらし相手チームは更に疲労が蓄積し、守備時の出足が遅くなった。
後半37分にPK獲得となるシュートシーンは昌子の見事なブロックから、山見が一気にペナルティーエリア付近に侵入しシュートを放ち、そのシュートが大分の刀根に当たりPKに。
この攻撃の流れもお見事だった。
同じく途中出場だった、小野瀬が裏に抜け出した事で山見のドリブルスペースができた。この厳しい時間帯に裏に抜け出すと守備側にとっては非常に厄介になる。
小野瀬は後半31分に宇佐美と変わりシャドーに投入。
裏への抜け出し、守備時のプレス、リードしてからは1列降りてボールを持つ起点になりパトリックを空いてるスペースに走らせるパスを出すなど状況に応じて自分のプレーを変えるなどのサッカーIQの高さを見せた。
パトリック ハットトリック
写真:ガンバ大阪オフィシャルHP
なんといっても、この試合のMOMはパトリック。チームが苦しい状況になると点を取りガンバを救う選手。
パトが居ないと考えると怖くなるくらいの活躍。
大分戦でリーグ戦2桁得点を達成。裏への抜け出し、ポストプレーで確実に競り勝てる安心感、前線からのプレスと攻守共にFWとしてチームに貢献。
FWとしての得点嗅覚は今が全盛期だと思う。
昔のようなフィジカルだけでなく、ポジショニング、技術が大きく向上した。
少しでも長くガンバで活躍をしてほしい選手。
パトのゴールでガンバサポはほんとに救われている。
ほんとうにありがとうございます。
最後に
昨日徳島が引き分けたことで残留が決定したガンバ、一時はほんとうに降格を覚悟したので想定より早い時期に残留を決めることができて安心です。
残りのカードは名古屋、川崎、湘南となる。
特に名古屋、川崎は上位チームなので、現在のチーム状況を図る上では良い相手。
欲を言えば勝ちたいが、来期に可能性を残す戦い方も見たい。
残留を決めれたので、来期に向けた組閣、既存選手の残留交渉や移籍の交渉がスムーズに動きやすくなるのは非常に大きい。
次節名古屋戦までは、2週間空くのでリカバリーをして万全の調子で試合を迎えたい。