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2021シーズン ガンバ大阪個人レビュー MF編

仕事も始まりそろそろ新体制の発表があるので、新戦力のまとめを行わないといけないのにまだMFとFW編が残っています。。

 

前回の個人レビューはこちらから。

high-revolution.hatenablog.jp

 

今回はMF編になります。

 

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写真:DAZN

 

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写真:DAZN

 

 

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写真:football ZONE

 

 

 

 

MF

6 チュ セジョン

2年越しのオファーとして鳴り物入りで加入したものの、オファーした監督はシーズン序盤に解任、異国の地でコロナ発症とセジョンにとっては散々なシーズンとなった。

4月のアウェー広島戦、ホーム福岡戦を観た時はチームの流れを変えるサイドチェンジ、長短に供給できるパスの質を見てヤットさんの後釜はセジョン!流石韓国代表のレギュラー!!と思ったものの、監督交代後は個の能力に優れる山本、倉田の方が序列が上になってしまった。

ホーム札幌戦以降は、ベンチメンバーにも入れず構想外的な扱いになってしまった。

戦術の土台が無い状態で信頼を積み上げるのが難しかった。

韓国代表に選ばれるクオリティは持つ選手なだけに、片野坂監督の元で本来のセジョンの姿を見たい。

今シーズンはセットプレー時のキッカーとしても期待したい。

8 小野瀬 康介

昨シーズンはノーゴールと寂しい結果に終わってしまった。シーズン当初は高尾と福田のコンディション不良も重なり右サイドバックでの起用となった。

攻撃だけのことを考えると小野瀬右サイドバックは夢があるかもしれないが、流石に相馬、三笘などJ1のトップクラスのサイドプレイヤー相手になると守備の面で脆さが見えてしまった。これは本職じゃないので仕方ないが。

結果こそノーゴールだったものの、小野瀬という気の利くプレーヤーが居なかったら夏場のガンバは更に崩壊していたので数字以上の評価はしてあげてほしい。

気が利くが故に不利な役割を請け負うのは、仕事でもよくあることなのでこういった人材は組織として大事にしてほしい所。

流石に今シーズンは、昨シーズンと同じような役割を小野瀬にしちゃうと彼のキャリアを無駄にしてしまうので、小野瀬の特性が活かされる場所で起用をしてほしいし、小野瀬本人が望むポジションで勝負してほしい。

点の取れる選手なので、今シーズンは2桁ゴール2桁アシストを期待したい。

それができるポテンシャルのある選手なので、期待をしている。

俺たちは攻撃で躍動する小野瀬が見たい!!

10 倉田 秋

 リーグ戦の出場試合37試合、欠場は累積警告による1試合のみと超過密日程の中で流石の鉄人ぶりを見せた10番。

2020シーズンも怪我人続出の中、離脱なくシーズンを終えれたあたりは誰よりもコンディショニングなどのケアーをストイックに行う倉田らしいなと。

(若手時代は想像つかなかったが。。)

結果だけ見ると1ゴールと寂しい結果に終わった。唯一の得点はアウェイマリノス戦のパトリックが留めたDFラインに後列から飛び出してフリーになって決める形。

倉田らしくDFラインの背後を取り、後列から飛び出し得点を取るという倉田のゴールといえばこれ!!という形だった。

倉田も気の利く器用な選手が故にゲームを成立させるにはどうするか?という所に比重があった。2020シーズンも同様だった。

ボランチ起用も多く倉田の得意な二列目からの飛び出しという得意パターン自体が少なかった。

得点が取れなくても、走攻守のバランス能力が高く計算しやすいという点で複数ポジションで使われていたのは倉田の凄さでもある。

彼が点を取れている、得点機会に多く絡めてる時はガンバの調子も良い時が多いので倉田の最適解ポジションで今年は起用をしてほしい。

ボランチ起用はなるべく封印で、ただインサイドハーフとしての能力は日本でもトップクラスなので中盤3枚となった場合は10番の活躍ができると思っている。

今年34歳のシーズンとなるがキャリアハイの活躍に期待したい。

 

毎年倉田秋カップを故郷の高槻で行うなど地元のサッカー普及活動をしている姿は頼もしい。将来指導者としてもガンバに関わり続けてほしい選手の1人。

 

14 福田 湧矢

2020シーズンは左サイドバックで新境地を開拓したが、昨シーズンは度重なる怪我と脳震盪によりシーズンの多くをピッチの外で過ごすことになった。

序盤福田の離脱はチームとしても想定外だった。ただ、想定外の出来事に対してリスクを最小限に抑えるのが強化部のすることなので、福田自身は悪くない。

 

シーズン後半のアウェー浦和戦から彼がメンバーに名を連ねるようになって以降ガンバは3連勝を果たし残留を掴み取ったが、彼の球際での勝負強さ、仕掛ける勇気など戦う前向きな姿勢がチームを支えていたといっても過言ではない。

 

上下動のフリーランの多さ、バテない運動量、前向きなメンタルはプレーを見ててもわかるが、福田の良さはポジショニングで相手が嫌がる攻撃、守備をわかっているので自然とボールを貰う位置、守備時の寄せのタイミングのポジショニングが非常に良い。

なので、サイドハーフサイドバックを兼用できるのだと思う。

 

15 井手口 陽介

 2020シーズンはMVPクラスの活躍を見せたが、昨シーズンはコンディションの維持に苦しんだシーズンだった。デュエルでの粘りが見られず、ファウルで止めることしかできずボールを奪いきれないシーンが多かったりと昨シーズンの輝きは見る影も無くなっていた。

戦術がない中での戦いで尚且つ井手口のコンディションも落ちていたので、井手口のパフォーマンスの悪さが更に目立つ結果になった。

ボールを持ち運ぶ、攻撃時に相手選手を剥がせないなど攻撃面、守備面に関しても平凡な選手のパフォーマンスだった。

パフォーマンスを戻してきたのは終盤戦だった。終盤戦はボールを奪い切り、守→攻へ転換時の起点や、ダイナミックな井手口が見ることができた。

シーズン終了後にセルティックからオファーが舞い込み2度目の海外挑戦が決定。

25歳の井手口にとっては最後の海外挑戦のチャレンジになるはず、本人の覚悟も相当な覚悟なのでガンバサポとしても井手口の海外挑戦今回は成功して、経験をガンバに還元してほしい。

頑張れ!!陽介!!

 

17 奥野 耕平

ユースから昇格3年目の昨シーズン1年間怪我なくシーズンを完走。ユース出身の選手といえばエレガントなテクニシャン、ボールプレイヤーのイメージ強いが、奥野は危機察知能力が高くボールを奪い切り守備面でチームを助けた。

 

特に夏場は怪我人が続出し本職のボランチのみならずにサイドバックウイングバックも担当。クオリティはおいといて苦しい夏場に複数ポジションを担当した奥野も影のMVPと言ってもいい。

奥野に足りないものはフィジカル、攻撃面のクオリティになる。

足りないものを伸ばせばレギュラーが見えてくる。守備面の「強度」が上がればチームにとって欠かせない存在になる。

 

「強度」を高めれるか高めれないかで奥野のチームの立ち位置が変わってくる。

 

 

21 矢島 慎也

 宮本監督の元ではアンカー、インサイドハーフサイドハーフと複数のポジションで起用された矢島。昨シーズンのフジゼロックススーパーカップでは右ウイングで起用されゴールを記録するなど4-3-3のキーマンとして活躍してくれると期待していたものの、監督が交代。松波体制でもボランチ、シャドー、サイドハーフとして起用され矢島自身は奮闘するもののチームとして結果がついてこなかった。

 

仙台戦の後のインタビューで監督批判スレスレの発言を行うなど、矢島自身もフラストレーションを溜めてるように感じた。

矢島の発言は適格でチームの問題点も俯瞰的に見えていたので、サポとしては心強かったがチームを変えるまでには至らなかった。(これはコーチングスタッフのタスクなので矢島自身の責任ではない)

 

10月の札幌戦以降は怪我のため離脱、その後ベンチメンバーにエントリーされることもなくシーズンは終了。

今シーズンは片野坂監督が目指すサッカーを体現するキーマンと見ていたがまさかの契約満了で大宮に移籍となった。

ポジショナルプレーを言語化できる矢島が片野坂監督の元でどのような活躍をできるか見たかったが、移籍となった以上は大宮での活躍を期待して応援するしかない。

 

矢島の序列が上がらなかったのは、プレー強度という面で同じポジションを争う山本、倉田と比べてたらなかったと思う。

 

大宮の霜田監督の元では恐らく中心選手としてプレーすると思うので、大宮の順位を上げる活躍を見たい!

 

28 ウェリントン シウバ

 かつてアーセナルに所属し(同クラブでの出場経験はなし)、スペインでもプレー経験のあるサイドアタッカー。コロナ禍による入国制限の影響もあり、チーム合流は4月と遅れてしまった。宮本監督の下では、恐らく4-3-3の左ウイングとして期待されていたはずだが、コンディションが整っていないこともあり試合に出場したのはホーム広島戦から。皮肉なことにシウバのデビュー戦後に宮本監督は解任となった。

宮本監督の元でどのようなプレーをしていたかというのはとても見てみたかった。

恐らくチームのクオリティも変わったであろうと思う。開幕前に合流していれば4月のゴール欠乏症はなかったかもしれない。。

松波政権下では、シャドーとサイドハーフの位置で起用となった。シャドーではタスクが多すぎてシウバのドリブル突破などが活きない、サイドハーフだと守備面に課題ありと使いづらい状況となった。

夏場に負傷し秋に復帰したものの、守備の面で福田の優先度が高くなりベンチを温めることが多くなった。

4-3-1-2で臨んだマリノス戦、天皇杯湘南戦でのパフォーマンスは圧巻だった。

ペレイラ(パトリック)、宇佐美と連携し相手守備陣を崩す攻撃、同サイドの黒川との縦へ仕掛ける攻撃は観ているサポも楽しかった。

シウバはもっとできるパフォーマンスを秘めてるので、片野坂監督の元で今シーズンは爆発を期待したい。

 

29 山本 悠樹

2020シーズンは中盤戦からレギュラーを獲得し、中心選手としての活躍が期待された昨シーズンは中盤戦までは苦しんだ。ゼロックスではアンカーポジに入り山本らしいダイナミック且つ相手の急所を突くパスなどを見せて躍進を期待したが、コロナで活動停止後はコンディション面で苦しみ序列が落ち奥野、倉田にポジションを明け渡すことになった。

存在感を発揮するようになったのは、終盤戦からになった。木山コーチの就任で役割が明確になったのと週一のゲームになりコンディションも良くなったのが大きかった。

特にホーム鳥栖戦、マリノス戦、大分戦では3試合連続で見事なラストパスからアシストを記録しチームのJ1残留に貢献した。

中心選手の座に君臨まではいかなかったが、ポテンシャルの高さは見せた。

今後はポスト遠藤保仁として期待する声が今まで以上に多くなると思うが、「物怖じしないメンタル」を身に着けチームの中心として、ピッチ全体を掌握するようなプレーをもっと見せてほしい。

 

片野坂監督の元戦術面、頭の部分をアップデートできれば1年目以上の活躍は間違いないと思う。

チームにも厳しい事を言える選手だと思うので、もっとふてぶてしくチームに要求できるくらいの地位に上り詰めてほしい。

今シーズンのキーマンの1人である。

40 中村 仁郎

 2020シーズンにJ1デビューを果たしていたが出場機会を考慮なのか森下監督の元で鍛えるためかわからないが、昨シーズンはユースで過ごすこととなった。

トップでの出場はシーズン終盤の残留を決めた後になった。

秋以降は世代別の日本代表にも選ばれゴールを奪うなど存在感を発揮した。

左利きのアタッカーが少ないガンバでは、ジョーカーとして重宝される可能性がある。

家長のプロ1年目、堂安がJ1でプレーするようになった2017年時と同じような活躍が期待される逸材。

まだ少しフィジカルが足りない気もするが、技術と個のスキルは既にトップクラス。

海外行くのはレギュラー取ってチームにタイトルをもたらしてからにしてね!とだけ言いたい!!

 

疲れた。。1月中にはFW編アップします。

 

 

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