青黒の若きプリンシパル J1リーグ第10節 FC東京vsガンバ大阪
スタメン
FC東京は4-3-3で右ウイングは技巧派の紺野和也ではなく、スピードスターの永井謙佑がスタメン。
ガンバはギョンウォン、黒川、パトリックがベンチスタートで、昌子、藤春、ペレイラがスタメン。
藤春は永井対策、ペレイラは得点力と練習での動きが評価されスタメンに抜擢。
ペレイラスタメンは、パト依存からの抜け出しや攻撃の核として期待されて先を見据えたスタメン起用だと思った。
ここでプレーをサボるなど怠慢なプレーをしたら、次はないくらいのメッセージ性も感じられた。
3試合連続無得点
ルヴァン杯を挟み3試合連続無得点。
宇佐美の負傷離脱以降はボールを収めれる選手が倉田のみになっていたが、その倉田も負傷離脱。
ボールを運べる選手がいないのが現状。
端的に言うと他チームに比べて、ボールを扱う技術が低い。
ガンバが技術のあるチーム、蹴る止めるが上手いというのがガンバ大阪だった。
個々の技術は高いというのが我々サポーターの拠り所にもなっていた。
現実はトラップミス、パスミスで守→攻への切り替えに失敗して、チャンスを無駄にすることが多い。
サポーター(私自身)がまずチームの現実を受け入れる事で、ハードル最低限に下げることができる。
昨シーズン13位で、内容がないサッカーで宇佐美、パトリック、東口の個人力で勝ち取った残留し、現在は宇佐美、東口がいないという現実を考えると現在の順位は妥当なのかもしれない。
自分たちの良さを出しながら、相手の良さを消す。という現代サッカーのトレンドを取り入れるのと、オフザボール時の配置やボールを持つ選手の判断力向上という課題の両方を一気にまとめて進めているように感じる。
片野坂監督は非常に難しいミッションに取り組んでいる。
ペレイラ、シウバ、セジョンという高年俸の助っ人外国人がマルチプレーヤーではなく、何かに特化したスペシャルワンな選手なので、戦力に組み込みづらいというのも現状の低迷にも大きく響いている。
フィットしない選手も練習であぶり出して、チームの最適解を見つける予定が主力選手の離脱さが続き、合わない選手も使わざるおえない状況になっている。
嘆いていても、状況は変わりない。ネガティブな試合が多い中でもポジティブな要素も見つけたい。
青黒の若きプリンシパル
FC東京戦で輝きを見せたのが、今年ユースからトップチームに昇格した中村仁郎
ガンバの未来を託したいと思わせる、エレガントなプレー、ピッチ上での佇まいは若い時の家長昭博、堂安律、ワクワク感は宇佐美貴史を彷彿とさせる。
この苦しい状況を18歳の若者に背負わせるのは酷な気もするが、家長、堂安、宇佐美は同じ歳の時には、ガンバでレギュラーとして試合に出ていた。
なので、この逆境の状況を救うくらいの活躍がないと偉大な先輩に追いつけないという意味を込めてガンバのキーマンとして指名したい。
ただ、最近のガンバは堂安、食野とトップチームの戦力に定着したなと思ったらすぐに海外移籍するというのが恒例になっている。
投資とリターンがなかなか噛み合わなくて歯痒いが、文句のつけようがないプレーを見せて自分の夢にチャレンジしてほしい。
先ずはガンバにとって重要な選手になってほしい。
【J1第9節】ガンバ大阪vs湘南ベルマーレ
前書き
【J1第8節】清水エスパルス VS ガンバ大阪
採点&寸評
ルヴァン杯 大分戦に向けて
負ければルヴァン杯は敗戦ほぼ確定になりますが、連戦の疲労も考えるとターンオーバーで新戦力を試すのが濃厚です。
韓国代表CBのクォン ギョンウォンのプレーも見れるかと思います。
後、湘南戦は齊藤が出れないので、ダワンの相方候補の奥野、山本のパフォーマンスも要注目です。
後はペレイラ、坂本のFW陣が点取って勝つ展開が理想です。
この連戦で出場機会が少なかった選手の台頭に期待したいです。
【J1第7節】京都サンガFC VS ガンバ大阪
名古屋戦のメンバーと大きく変わらず、倉田の所が石毛に変更となりました。
京都は神戸戦でゴールを決めた山田がスタメンでした。
京都は攻撃はウタカが中心でウタカにスペースを与えないかがキーでした。
続きを読む【YBCルヴァンカップ グループステージ第1節】 ガンバ大阪VSセレッソ大阪
終盤に勝ち越しゴールを取られ負けました。
スコアは2-3でした。
前半を0-2で終えた時は絶望というか、良い所が全くなく厳しいなと思いました。
ということで振り返りを行います。
ガンバのスタメンは鹿島戦から大きく変更。GKはガンバデビュー戦となる加藤、DFラインには新戦力の福岡、MFには今年ユースから昇格した中村仁郎がスタメン抜擢となった。
連携がチグハグな前半。
前半はチームとして何をしたいのかがわからない前半だった。見せ場はショートカウンターから山見のシュート、奥野が右サイドを裏抜けしシュートというシーンくらいだった。
守備→攻撃に転じる時のパスミス、トラップミスがあまりにも多すぎた。
山本、奥野とシウバの連携が全く合わなかった。ペレイラも合わなかったが、シウバの方が酷く目立った形になった。
さぁショートカウンターというシーンでボールロストが目立ちこれでは点取れないなーと思った。
うーん中村仁郎とシウバのポジション逆の方が良さそうとスタメン発表時から思った不安が的中する形になった。
シウバがポジション掴むとしたら、ウイングバックしか現状なさそう。
守備頑張れ!!になるのかな。シウバ自体のコンディションが上がっていないかもしれないが。
中村仁郎のウイングは窮屈に見えた。プレーエリアが限定されていたので、右ウイングではプレスの餌食になっていた。相手4人で囲みジローを潰すシーンもあった。
守備する時間が長くなり、持ち味が出なかった。
正直後半開始と同時に交代でもおかしくないパフォーマンスだった。
ウイングバックジローは当分ないだろうと思う。
柳澤、パト投入で流れを変える。
後半開始と同時にシウバに変え柳澤、ペレイラに変えパトリックを投入。
中村仁郎をウイングからシャドーへポジション変更。
柳澤の推進力、パトの献身的な動きが加わりチームが活性化。
ジローがシャドーに入り、奥野と山本がプレーしやすくなったように感じた。
ボランチのパス判断が早くなったのが前半と大きく変わった点。
奥野は技術的なミスが多く委縮しそうになってもおかしくないけど、逃げずに自分のウィークポイントと向き合ってるを試合通じて感じたので、個人的には好感が持てた。
ポジショニング、危機察知能力が高い選手なので、足元の技術を伸ばしたい。
J2へのレンタルで伸ばすか、ガンバの中で向上するかは彼次第。
齋藤未月、ダワンが合流するとボランチの層が厚くなるので、序盤戦で存在感を高めたい。
宇佐美と倉田投入後は完全にガンバが主導権を握る形に。
なんだかんだ、この2人がいると試合が締まる。
技術は日本でもトップクラスなので、ボールが収まる。
片野坂監督のサッカーにはこの2人が必要不可欠だなと感じた。
奥野に変えて石毛を投入して、ボランチを倉田と石毛のコンビにしたのは片野坂監督の色を感じた。
更に攻めるぞ!!というメッセージを込められていたのと、ボールを保持してとにかく前へ前へというのは、今までのガンバの監督になかったので、新鮮。
いや、西野さんぽいかなー殴られたら殴り返せ!の姿勢。
ガンバ大阪というチームモデルを組む上で、ガンバの伝統や大阪という街の特性を考えると、片野坂監督の中途半端に勝ち点1よりも攻めて勝ち点3を取りに行くという姿勢はマッチしている。
結果は負け
後半のレビュー書いてると勝った気になってしまいそうだが、負けは負け。
前半の失点とセレッソには清武というカードが残っていた。
総合力で負けたということになる。
カップ戦なので、そんなに悲観的にはなっていないが、ダービーなので勝ちたかった。
3点目とれなかったのが悔しい。
負けたけど収穫も多い試合だった。福岡は非常に頼もしかった。
右利きなのに、スムーズに左足でパス出せるのは非常に大きい。
ビルドアップ能力が高く、今後重宝される選手になるのは間違いないと思う。
ライン上げろー、切り替えろーという声かけめちゃよかった。
とにかく声が良い。
加藤も第4GKでこのパフォーマンスなら心強い。
前半は大丈夫かな?と思う所もあったけど後半からは落ち着きも出てきた。
好セーブでピンチ救った。
ヒガシで感覚麻痺してるから見劣るけど、大卒3年目で今後の伸びしろに期待したい。
飛び出しの判断は少し怪しい部分あったけど、そこは経験を積み重ねて判断を良くしていきたい。
浦和戦に向けて
中2日でアウェー浦和戦。とにかく勝ち癖をつけていきたい。
東口、藤春の不在、パトが出場停止と台所事情が厳しいが、アグレッシブなサッカーで勝ちを掴みたい。
今年のリーグ戦はかなり混戦となると見ているので、連敗でスタートダッシュ失敗は避けたい。