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ルメール騎手の魅力とエプソムカップ注目馬の紹介

競馬の魅力は、ただ馬が競う速さだけではありません。

騎手と競走馬が一緒になって生み出される瞬間、それこそが競馬の醍醐味です。

今回は、日本の競馬界でその名を轟かせている一人、ルメール騎手と、エプソムCで注目すべき馬を紹介します。

折り合い名人ルメール騎手

 

クリストフ・ルメール騎手は、JRAのトップオブトップの騎手として広く認識されています。

彼のキャリアは、2002年に日本で短期免許を取得したことから始まりました。彼の名声は、2005年にハーツクライに騎乗し、伝説のディープインパクトを破った有馬記念で一気に高まりました。

写真:https://umajo.jra.jp/jockey/christophe_lemaire.html

騎乗スタイル

ルメール騎手の騎乗スタイルは、馬のリズムを重視しています。これは「折り合い」とも言われ、馬の速度や力を調節し、レースのペースを最適に保つ技術を指します。気性が難しいとされる馬でも、彼はその振る舞いを自然に見せることができます。このため、彼は特に長距離レースで力を発揮します。また、東京競馬場のような、後方から追い込む騎手に有利なトラックも得意としています。

 

ただし、全てのレースや馬で彼が成功するわけではありません。短距離のダートレースでの人気馬、特に過剰な人気を集める馬に対しては注意が必要です。ルメール騎手の騎乗力を過大評価し、それが適用されない場面でも彼に賭けるのは危険なこともあります。

 

彼の強みは中長距離レースにあるということを理解することが重要です。その距離で彼が騎乗する馬には、是非注目してみてください。彼の長年の経験と絶妙な騎乗技術により、彼の騎乗する馬はよく結果を出します。

 

ルメール騎手のキャリア

ルメール騎手のキャリアは、2015年に日本に拠点を移してから更に花開きました。彼は、2017年から2021年までの5年間、リーディングジョッキー(年間で最も多くのレースに勝った騎手)に選ばれるなど、その成功を続けています。

クリストフ・ルメール騎手の才能と技術は、競馬の世界で極めて評価されています。

彼の騎乗スタイルや戦略は、競馬ファンだけでなく、これから競馬を始める初心者にとっても学ぶべき点が満載です。その成績や影響力は、彼がどれほどの才能と努力を持っているかを証明しています。

騎手としてのルメール騎手の成功は、彼が「折り合い名人」であることを証明しています。この技術は、馬の力を最大限に引き出し、レースの流れをコントロールする能力を示しています。彼が気性が難しい馬を騎乗する際にも、その馬が安定したパフォーマンスを出せるように導いています。

 

ルメール騎手の特性を理解することは、競馬で成功するための重要な一歩です。彼の騎乗する馬がどのようにレースを戦うかを理解することは予想する上において大切です。彼の騎乗スタイルや戦略は、新たな視点からレースを見ることを可能にします。

彼の騎乗するレースは、競馬の楽しさと興奮を存分に体験する絶好のチャンスです。

 

エプソムカップ注目馬

インダストリア ルメール騎手

特徴としては右回りのコースでのパフォーマンスが高いです。これは、彼が自然に右回りの動きを好むためで、この傾向は彼の成績にも反映されています。

インダストリアの戦略は「差し」で、つまり彼はレースの途中や終盤で他の馬を追い越すスタイルを好みます。このため、スタート位置として外枠が選ばれることが多いです。外枠からのスタートは、他の馬を追い越すためのスペースを確保しやすいため、インダストリアにとって有利となります。

そして、特筆すべきは、クリストフ・ルメール騎手がインダストリアに騎乗すると、そのパフォーマンスはさらに向上するという点です。ルメール騎手は非常に経験豊富で優れた技術を持つ騎手で、馬の特性を理解し、それを最大限に引き出す能力があります。

 

エアロロノア 田辺裕信騎手

エアロロノアの母エアワンピースはアイドリームドアドリーム牝系。
アイドリームドアドリーム牝系の馬たちは、「晩成傾向」にあると言われています。つまり、これらの馬は成熟するのに比較的長い時間を必要とし、その能力を最大限に引き出すのは、他の血統の馬に比べてより長い期間が経過した後になります。
6歳になったエアロロノアはこれから更に能力を最大限に引き出せる可能性があると見ています。

距離延長のレースでは、前走のレースより馬はレースペースが遅く感じる傾向があります。この状況では、エアロロノアは好位でレースを進めると予想されます。これは、他の馬を差し切るために適切なポジションにいることが重要となるからです。

田辺騎手はリズム重視の騎乗で知られており、エアロロノアのパフォーマンスを向上させる要素となると見ています。

 

レインフロムヘヴン D・レーン騎手

レインフロムヘヴンは、堀宣行厩舎の所属馬。堀厩舎は、特に地元の関東エリア(東京・中山)で強い成績を誇ります。今回、レースの場所が東京なので、レインフロムヘヴンが高いパフォーマンスを発揮する可能性があるということです。

血統の観点からもレインフロムヘヴンは興味深いです。彼の血統は、父ドゥラメンテと母父ロベルト系という、欧州色の強いものです。これにより、欧州出身の騎手、特にレーン騎手との相性が良いとされています。実際に、外国人騎手が騎乗した7回のレースで6回も好走しています。

さらに驚くべきことに、東京競馬場でのレースでは、レインフロムヘヴンの複勝率(複勝は1位、2位、3位のいずれかに入ることを指します。)はなんと77.8%です。これは彼が非常に一貫したパフォーマンスを持っていることを示しています。

 

最後に

競馬は、それぞれの馬の特性とその背後にあるストーリーを理解することで、より楽しく興奪的になります。