明日から選抜高校野球が開幕します。
野球ファンとしてはとても楽しみにしているのは当然ですがドラフトマニアとしても、冬を越して選手がどのように成長しているかとてもワクワクします。
可能な範囲で大会の注目選手等について書きます。
よろしくお願いします。
第1試合 呉(広島)ー 市和歌山(和歌山)
呉
サードからコンバートされた沼田仁が広島〜中国大会を1人で投げきり勝ち抜いてきた。
公式戦11試合中9試合完投。
四死球11個とコントロールが武器の技巧派右腕。
2番手投手が不在。
広本、住本の2年生が一冬で成長できているかで状況が変わる。
攻撃力は1試合平均7得点以上と得点能力は高い。
犠打でコツコツと攻めるイチクレ野球が全国レベルで通用するかは未知数。
田辺、上垣内、塩田、沼田歩以外の選手の台頭に期待。
注目選手
秋山達紀 捕手
学年トップの成績で入学。
インサイドワーク、肩の強さがストロングポイント。
打撃面で一冬を越して成長にも期待。
イチクレ躍進のキーマン。
市立和歌山
2年生左腕岩本が大黒柱。
秋の公式戦はほぼ1人で投げ抜いた。
変化球が多彩な技巧派投手だが全国レベルを考えると球威が不足気味。
140キロ越えのストレートが武器の柏山、中学時代全国ベスト8投手近藤などが一冬を越して実戦で使える目処が立っていれば岩本の負担軽減ができる。
野手陣は大砲が不在。
山野、緒方、柏山が中心。
特に緒方は下級生から打線の中心選手として活躍。
本来は緒方が1番を打てる打線を組みたいが大砲不在の為3,4番での起用が濃厚。
南出、壱岐の秋控えだった大砲候補がレギュラーに食い込めたら面白いチームになる。
注目選手
緒方隆之介 遊撃手
下級生時から、ショートのレギュラーとして活躍。
長打力不足のチームの中で数少ない長打を打てる選手。
走攻守のバランスが取れており、ドラフト候補に上がってもおかしくない選手。
秋は故障を押しての出場だった為、満足なパフォーマンスが発揮できなかったので、この春本来の力を発揮してプロ入りに向けてのアピールの場になるか注目したい。
第2試合 高松商(香川) ー春日部共栄(埼玉)
高松商
注目選手
香川卓摩 投手
春日部共栄
注目選手
平尾柊翔 外野手
春日部共栄唯一の下級生レギュラーの平尾に注目したい。
平尾は中学時代、U-15日本代表の4番を務めた逸材。
秋は3番に座り、打率.429とチームトップの成績を残した。
選抜でも秋同様3番での起用が濃厚で、4番村田と共に打線の核としての活躍が期待される。
この春一気にブレークする可能性を秘めている選手の1人。
第3試合 履正社(大阪)ー 星稜(石川)
履正社
エース清水の怪我で少し雲行きが怪しくなっている。
選抜には間に合うとの事だが、万全の状態で星稜戦投げれないのは事実として変わりはない。
控えの植木、岩崎などの投手陣が踏ん張れるかに注目。
野手陣は充実している。
2年生の池田、小深田に3年生井上、西川、野口と実力者が揃っている。
2番池田、5番西川の出来が星稜戦はキーになる。
注目選手
西川黎 一塁手
マネージャー兼選手という肩書きの西川。グラウンド内でのプレイングマネージャーとしてチームをまとめる存在。
選手としても小深田、井上の後を打つ重要な存在。
星稜
奥川が投打でも中心となる。
奥川はチーム内で打率.400、打点18とトップの成績を残している。
投手陣は奥川頼みではなく、去年のチームでも投げた寺沢、2年生コンビの萩原、寺西が控えに居る。
打撃陣は昨秋不振だった東海林、山瀬が復調すれば打線に厚みが増す。
できれば奥川を7番辺りにおける打順を組めるのが理想。
最強世代の呼び声が高い星稜の戦いに注目したい。
注目選手
内山壮真
1年春から3番ショートでレギュラーとして出場する逸材。
捕手出身ということもあり、深い位置からの送球が見所。
今大会は4番ショートでの起用が濃厚。
秋は4番という打順に少し気負いがあったのか打率は伸びなかったものの13試合で
.347 2本 12打点と及第点の数字を残している。
奥川の負担を減らす活躍に期待したい。
以上、大会初日のプレビュー、注目選手になります。
明日の開幕に向けて早寝を今日は心掛けます。
ヤス