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阪神タイガース ドラフト展望 ② チームの方針と上位指名の方向性

どうもハイレボのemoです。

CSが開幕してドラフトまで約2週間を切りました。

今回は阪神のドラフト展望part2 チームの方針と上位指名の方向性について掘り下げていきます。

 

写真:日刊スポーツ

 

 

退団選手

 

今年で退団する選手を整理していきたいです。投手は二軍のリリーフで登板機会が多かった二保旭、小林慶祐、渡邊雄大が退団となったため投手陣の層が薄くなり二軍のチーム運営も難しくなりそうなのでドラフトで投手を3~4名は指名すると予想してます。

 

野手は一軍経験があり尚且つレギュラーとして稼働していた高山俊北條史也が退団。バイプレーヤーとして稼働していた山本泰寛、板山祐太郎も退団。

投手、野手共に一軍経験のある中堅選手が退団となったので二軍の世代交代に舵を切ると見ています。

 

阪神のドラフト方針

阪神タイガースの理念には、「常に強いチームを作ることを最優先の目標とする」という理念を掲げています。

要約すると常勝軍団となりNPBの先頭を走り続けるチームにしていきたいということなのかなと思っています。

 

金本監督が就任した2015年のオフから始まったチーム改革。2015年以降のドラフトで獲得した選手が主力となり優勝を掴んだ2023年でした。

チームも若くこれから楽しみなチームですが、更なる常勝軍団になるという理想の状態に近づけるために現在と中長期の戦力分析を行い、ドラフト市場に出る選手を見て阪神がどのようなアクションを取っていくかに注目です。

 

今年のドラフトの方針(テーマ)を設定するとしたら

「将来の主力投手を確保」

になるかなと思います。

将来のコアプレイヤーを投打共に獲れるに越したことはないですが、ドラフトの野手市場を考えると今年は将来の主力投手を確保するというテーマ設定になるのではと考えています。

 

チーム状況とドラフト指名優先順位

ポジションごとに「緊急度」「重要度」「戦力充実度」「候補選手充実度」の4つを5段階評価して今年のドラフト指名の優先度を考察したいと思います。

 

先発投手

緊急度 3 重要度 4 戦力充実度 4 候補選手充実度5

→指名優先度 A (ドラ1入札で指名をしたい)

 

今年は青柳が年間通して不調、西勇輝が夏場まで不調で当初の計算が狂うことになったが村上、大竹が台頭したことでローテーションの厚みは増しました。

ただ、3〜5年後を考えると20代前半の投手の層が伸び悩み気味なので候補選手が充実している今年は将来の主力投手を確保したい。

 

主な候補選手

常廣羽也斗 (右投手 青山学院大

 

西舘勇陽  (右投手 中央大)

 

武内夏暉  (左投手 國學院大

 

細野晴希  (左投手 東洋大

 

下村海翔  (右投手 青山学院大

 

前田悠伍  (左投手 大阪桐蔭高)

 

木村優人  (右投手 霞ヶ浦高)

 

坂井陽翔  (右投手 滝川二高)

 

救援投手

緊急度 2 重要度2 戦力充実度4 候補選手充実度5

→指名優先度 B(ドラフト中位あたりで指名したい)

 

抑えの岩崎、リリーフの主力の岩貞は30代前半に差し掛かる。抑え候補だった湯浅は怪我の影響で今後連投できるのか?という不安もあるのが現状だが桐敷拓馬、岡留英貴など来年楽しみな若手投手もいる。リリーフの底上げもしたい所なので中位〜下位で確保できれば理想。

 

主な候補選手

谷脇弘起  (右投手 立命館大

 

赤塚健利  (右投手 中京学院大

 

松本凌人  (右投手 名城大)

 

中崎響介  (右投手 明治安田生命

 

古田島成龍 (右投手 日本通運

 

椎葉剛   (右投手 徳島インディゴソックス

 

 

捕手

緊急度 3 重要度 3 戦力充実度 3 候補選手充実度 2

→指名優先度 C(余裕と下位で高卒捕手が残っていれば)

 

来年も捕手は梅野と坂本の2枚体制が濃厚。ただ梅野、坂本の後釜候補を既存の選手で先ずは育成したい。大卒3年目の榮枝、高卒4年目の藤田、高卒2年目の中川の経験を積ませて来年は見極めの1年でも個人的には良いと思っています。

指名するとしたら中川より若く高卒の捕手で打力があり内野、外野にコンバートも視野に入れれる選手。

球団側が来年即戦力として一軍に帯同させて試合経験を積ませるのであれば上武大の進藤を指名しても良いが、現状ファームも捕手が渋滞気味なので冒頭にも書いたが既存選手の育成を優先したい。

 

主な候補選手

 

進藤勇也  (捕手 上武大)

 

堀柊那   (捕手 報徳学園高)

 

鈴木叶   (捕手 常葉大菊川高)

 

藤田悠太郎 (捕手 福岡大大濠高)

 

寺地隆成  (捕手 明徳義塾高)

 

内野手 一・三塁手

緊急度 2 重要度 3 戦力充実度 4 候補選手充実度 3

→指名優先度 B(できれば指名したい)

 

一塁大山、三塁佐藤輝明は怪我や移籍がなければ5年は安泰のポジション。

バックアップにも糸原、原口、小野寺、渡邊諒がいるので緊急度は低いが二軍で将来のホットコーナー候補がいないので高校生を指名したい。

 

主な候補選手

真鍋慧   (一塁手 広陵高)


明瀬諒介  (一塁手 鹿児島城西高)

 

佐倉俠史朗 (一塁手 九州国際大付高)

 

仲田侑仁  (一塁手 沖縄尚学高)

 

小笠原蒼  (一塁手 京都翔英高)

 

村田怜音  (一塁手 皇學館大)

 

森田大翔  (三塁手 履正社高)

 

内野手 ・二遊間

緊急度 3 重要度 3 戦力充実度 4 候補選手充実度 2

→指名優先度 B(ドラフト中位あたりで指名したい)

 

セカンドは不動のレギュラー中野。何かあった時は熊谷、植田がセカンドを守ることになりそう。二軍では遠藤がセカンドを務めて今年成績を上昇させた。

ショートは今年は木浪がレギュラーで小幡がサブという構図だったが来年は立場が変わってもおかしくない。

木浪が来年で30歳で小幡が24歳。小幡の競争相手が現状いないのと二遊間のスーパーサブだった山本泰寛が戦力外になったので人数を増やしたい所。

二軍のショートは高寺と戸井が務めることが多かった。高寺は個人的には外野コンバートしてほしいなと思っているので戸井と小幡に刺激を与えれる選手ならば指名したい。

 

主な候補選手

横山聖哉  (遊撃手 上田西高)

 

百崎蒼生  (遊撃手 東海大熊本星翔高)

 

山田脩也  (遊撃手 仙台育英高)

 

村山源   (遊撃手 鹿屋中央高)

 

辻本倫太郎 (遊撃手 仙台大)

 

熊田任洋  (遊撃手 早稲田大)

 

坂下翔馬  (遊撃手 近畿大

 

津田啓史  (遊撃手 三菱重工East)

 

相羽寛太  (遊撃手 ヤマハ

 

外野手

緊急度 2 重要度 2 戦力充実度 3 候補選手充実度 2

→指名優先度 C(余裕あれば指名したい)

 

昨年はドラ1で森下を指名しライトのレギュラーを掴んだ。若手にはプロスペクトの前川、井坪、野口が控える。

近本の後釜を準備しておきたいがセンター候補として井坪を育成中。個人的には高寺を外野コンバートしても面白い。

 

主な候補選手

 

菰田朝陽  (外野手 拓大紅陵高)

 

宮崎一樹  (外野手 山梨学院大

 

福島圭音  (外野手 白鴎大

 

中島大輔  (外野手 青山学院大

 

田中大聖  (外野手 太成学院大)

 

 

ドラフト戦略案

1位は報道通り大卒投手。常廣羽也斗(青山学院大)西舘勇陽(中央大)武内夏暉(國學院大)細野晴希(東洋大の誰かを1位指名するとは思いますが、個人的には常廣、西舘勇陽のどちらかを指名すると見ています。

 

外した場合は下村(青山学院大)か古謝(桐蔭横浜大あたりになるのかなと見ていますが目ぼしい大卒投手がいなければ思い切って高卒投手を指名するのもありです。

木村(霞ヶ浦)坂井(滝川二を将来のエース候補として指名するプランはあっても良いと思います。

 

2・3位で高卒選手は確保したい

 

入札で大卒投手が取れた場合は2,3位で高卒選手を指名できれば理想です。

ただ阪神の2位指名が後ろの方なので高卒選手が残っていないかもしれないので難しい所です。

木村(霞ヶ浦)、坂井(滝川二)、明瀬(鹿児島城西のうち誰か1人でも2位指名できれば神展開です。

2位坂井、3位明瀬が理想ですが流石にどちらかは2位で指名されているか2位指名時には2人ともいない可能性があります。

 

2人ともいない場合は2位で大卒の評価している投手でも良いと思います。

残っている選手にもよりますが上位3枠は全員投手でも良いと思うくらい投手が豊作の年なので来年以降を考えて投手ドラフトに振り切るのも1つの手ですが、過去の阪神ドラフトの傾向的にどこかで野手を挟むとは思います。

 

4位以降の下位は阪神のスカウト陣が評価した選手をシンプルに指名する形で良いかなと思います。上位クラスは豊作ですが二遊間や外野手が昨年に比べ不作気味なので無理に絶対指名しないといけないというわけではないのでスカウトが評価した選手を指名で問題ないです。

 

「将来の主力投手を確保」ができれば今年のドラフトは成功という評価です!